第5話

こうなっては仕方無い。諦めるしかない。

「…やれやれ」

ごちながら、荒らされた荷物から型崩れしていない物だけ集め、旅を続行させた。


国に戻っている悠長な時間などない。


途中野宿をした。

訓練もしているし、実践も何度かしている。


完全に独りを実感したのは、寝る時だった。

綿のはみ出しかけた寝袋の中で、妙に虚しくなった。


予言が降りてきたのはそんな時だった。


光の中にいた。

――な…かい…く…ゆ…なり

「何?なんだって!?」

途切れ途切れに聞こえる声に問い掛けていた。

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