第6話

声はどこからするのか?


見回しても誰もいない。

ただ、声だけが遠くからだんだん近付いていた。


あたしは耳を澄ました。



襲ってきた重い耳鳴りに耳を塞いだ。

次に落ちる感覚。

気持ち悪い……

目を強く瞑った瞬間――


『汝、世界を救う勇者也』


はっきりと息づかいが分かる程、耳元で声が聞こえ、恐怖感に目を開けた。


そこは野宿した場所で…朝になっていた。

恐怖の余韻で心臓がばくばくしていて、暫く寝袋の中で硬直していた。

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