NO.31

第91話

茉白の部屋に優芽と葵が来ていた。ウエディングドレスの試着を終えて、お茶を楽しんでいた


「優芽さんとても綺麗だったわ。燈馬君の驚く顔が早く見たいわ。


葵も来てくれてありがとう。朱音ちゃんに会えたし本当に幸せね。」


茉白は朱音を抱きながら呟いた。


「朱音がお母さんや優芽さんを大好きになってあの時の写真を見せるとうるさいの。


やっとあえて嬉しそう。良かったね朱音。

いっぱい遊んで貰おうね。」


朱音は茉白に抱かれながら優芽の指を笑顔で握っている。


「葵さんと朱音ちゃんが来てくれて私も嬉しいです。茉白さん体調は大丈夫ですか?


少し休んでください。今日は私が夕食を作りますから。皆で食べましょう。」


「優芽さん、私も手伝うわ。朱音もそろそろお昼寝の時間だし。


朱音と一緒にお母さんも休んでね。朱音。まーちゃんとねんねしようね。」


朱音は茉白の胸に顔を埋めている。


「もう眠そうね。朱音ちゃん。寝ましょうね。

起きたらまた遊びましょう。」


茉白は朱音を抱いてベッドルームへ連れて行った。朱音は茉白の服をつかんだまま眠っている


「お母さん、このまま横になって。おやすみなさい。朱音が起きたら教えてね。」


「わかったわ。横になるね。葵と優芽さんも少し休んでね。」


葵と優芽はリビングに戻った。茉白は朱音の頬にキスをして、ゆっくり目を閉じた。

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