第62話

燈馬はホテルの部屋に優芽と2人で寛いでいた。


「景色が素敵ですね。燈馬さんもこの街で暮らしていたんですね。」


優芽が窓の外を眺めていた。燈馬は優芽を後ろから抱きしめた。


「いい街だよ。僕が通った食堂に一緒に行こう

優芽さんに美味しい魚を食べさせてあげたい」


優芽は燈馬の方に向きをかえて抱き合った。


「嬉しい。楽しみにしてます。もっと燈馬さんの事を教えてください。」


「僕も優芽さんの事をもっと知りたい。もう離せないけど許してね。」


優芽は燈馬の瞳を見つめて頷いた。


「はい。離さないでください。ずっと一緒にいたいから。燈馬さん。大好きです。」


2人はキスをして抱きしめあった。ゆっくり時間が流れていた。


2人を夕日が照らしていた。いつまでも離れられないまま、愛を確かめあっていた。

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