第60話

琥珀はタブレットを見せながら2人に言った。


「ホテル予約したから4人で行ってきなよ。

優芽さんも茉白さんも行った方が良いから。


皆で話せば葵さんもきっとわかってくれるよ。

留守番は任せて。旅行だとおもって楽しんできてね。」


「琥珀ありがとう。いつもごめんね。これから

は琥珀の幸せを1番に考えて欲しい。


僕達はいつでも琥珀の味方だから。いつでも頼って欲しい。」


燈馬も琥珀の肩を叩いた。


「琥珀さんが幸せになってくれないと僕達も

幸せになれないからね。」


「僕は哉芽達の側にいることが幸せだよ。

今のままで十分だから。これからも宜しくね」


琥珀は哉芽の腕を組んでウインクした。


燈馬と哉芽は久しぶりに大きな声で笑った。

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