第3話 サツガイトレイン
2106年
トウキョウ・ヤマノテ・ライン
デーモン共によるレコンギスタによってトウキョウの毛細血管である鉄道もまた、様変わりしていた。
多くの路線において半分以上の車両はデーモン専用車両と化しており、あぶれたジョージャク共はまったく機能しない弱冷房車に押し込められ一部の車両は乗車率300%を記録するほどであった。
また、トウキョウ心臓部をぐるりと囲むヤマノテ・ラインは路線に沿って建築された1000 mを超える壁の上を走行しており、入都パスを持たず壁内に入り込もうとする違法越壁者を壁の上から無差別に爆殺するサツガイトレインへと改造されていた。
そして今日、その忌々しいサツガイトレインと壁を破壊するため、あるニンジャが潜入していた。
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ヤマノテ・ライン、カンダステーション
トウキョウ心臓部を囲む1000mの壁、通称ゼッペキの内部はヤマノテ・ラインに乗り込むための直通エスカレーターとなっている。
エスカレーターには一段当たり人間であれば二人が並列できる程度のスペースがあり、ヨコヅナや悪性デーモンでもない限り二人並びで仲良くエスカレーターに乗る必要がある。それは壁上にあるステーションにたどり着くのには30分以上かかるためである。
もし皆が一人でエスカレーターに乗ろうものならば地上にはエスカレーター待ちでヤマノテ・ラインを一周してしまう。
無論、他者を押しのけて追い越すものにはキツイ・セイサイが下されるだろう。壁に常設された機関銃付き広告によって正確にハチノスにされてしまうのだ。
いよいよディストピアめいたエスカレーターにスゴイ・ファッションのジョシコーセーが乗り込んでいた。服装はヘソ出し胸開けワイシャツに極ミニスカート、ワイシャツからはヒワイ・ピンクのヒョウ柄ブラジャーが透けている。それに対し、何ともアンバランス!あからさまにサイズの小さいランドセルを背負っているではないか!
痴女はまさにマカゲソラハその人であった。彼女は修業を積んだニンジャであるが、世を忍ぶためにジョシコーセーの変装をしているのである。ソラハ自身の齢は十八であるが、そのキワドイ服装はスゴイ違和感であった。
本来であればニンジャ装束で乗り込みたいところであるが、先日の戦闘で汚してしまったのでコインランドリーで洗濯中である。
しかし今の彼女の服装は実際目立つ。そもそもなぜソラハはこんな際どい格好をしているのか、それには理由がある。
彼女が日魔戦争に巻き込まれたのは6年前、12歳の時である。
当時の彼女は都内有数の中高一貫名門女子学校に入学予定であり、両親が死んだその日は卸したての制服を着ての外食パーティーであった。両親を惨殺され、自宅に戻る暇も無くトウキョウ西部へ落ち延びた彼女。手元には成長した体にそぐわない制服と、修行の際にシハン・キモスギから渡されたニンジャ装束のみであった。
修行を終えて東京東部に潜入してからというもの、服を買う金もないのでニンジャ装束を着れない場面ではこのパツパツ制服を着る他に手段はなかったのである。
羞恥心を捨て去ったソラハはいかなる格好においても平常心を崩さない。まだまだ続くロング・ロング・エスカレーターの先にいまだ見えない標的を睨む。
今回ソラハがシハン・キモスギから命じられた任務とは、トウキョウ心臓部を守る殺戮兵器サツガイトレインの破壊である。
かの憎き兵器は今やデーモンによるトウキョウ支配の象徴となっており、トウキョウ西部、東部郊外へのジョージャク差別を助長させている。
その象徴を壊すことは即ちカクメイ。ニホンがデーモンの支配から抜け出す一歩なのである!!
同じ色のスーツにネクタイ、革靴を履いたサラリ=マンどもはソラハの透けブラと極ミニスカートからチラつくパンティをスマフォで熱心に撮影している。
パシャパシャパシャ!!!!
オーマイゴット、盗撮国家日本!!この国に支給されるスマフォのカメラには必ずバクオン・シャッター・サウンドが搭載されているのはこのためである。
実際撮影を試みて既に87人のサラリ=マンが機関銃付き広告によって射殺されていた。
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エスカレーターに乗りこみ何分が経っただろうか、一歩も動かずに計147人のサラリ=マンを殺して見せたソラハはやっと日のもとに出られたかと思われたがファンタジースモッグに覆われたこのトウキョウ心臓部においては全線がサブウェイ同然であった。
1680万色に彩られた電光掲示板には電車の到着予定時刻が刻まれている。ソラハは天井から釣り下がる掲示板を見上げてサツガイトレインの記載を探す・・・がこれが見つからない。
(シハン・キモスギの情報は確かなはず・・・であれば焦る必要もない。周りを見て回ろう。)
ソラハは時間を潰しがてら周りを観察していた。東京東部に戻ってきてから鉄道に乗るのは実際初めてであったため、年頃の女の子らしくリトル・ソワソワしていた。
ステーション内はソラハが想像していたそれとは少し異なっていた。現在のヤマノテ・ラインは東京心臓部守護役の側面を持つためか武装があちこちに施されているため実際治安が良い。
そのため無法地帯である地上と比較して活気を感じられる。キシメンをすすりジョージャク・デーモンと会社の愚痴で盛り上がるサラリ=マンや、喫煙所ではシャチク共がタール563 mgのタバコ”ガンギマ”をふかしている。シャチクとは社会に対し心身を捧げた生き物の形をした空っぽの器のことである。
一向にサツガイトレインの動向がつかめないソラハはステーション内でタチグイ・コロッケ・ソバを食していた。0.000003%のみ練りこまれたソバ粉の風味を楽しんでいたところ不快な金切り音をニンジャ・イヤーによって感知した。
「ゴチソーサマデシタ」
ソラハは楽しみにしていたコロッケを一口齧ると器の乗ったトレーを返却、混雑するステーション内をニンジャ・ステップで華麗にすり抜け、不快音の源を探す。
すると先ほどまで一度も列車が通過・停車しなかった線路の奥オブ奥。サンダーベルトめいた火花を線路に散らしながらセイキマツモチーフの列車の姿を認めた。その異形な列車は間違いなくサツガイトレインである。
サツガイトレインは通常時速300 kmで走行するために線路が通常の列車とは異なる。減速する素振りを見せずこちらに向かってくると、ステーション内に入った瞬間急ブレーキ!!
その圧倒的質量と速度によってステーション内にスゴイ風圧が襲い掛かる。ガンギマを吸引し放心していた何人かのシャチクは反対の線路まで吹き飛ばされ通りかかった回送列車に轢き潰されていた。
「「「「「「「アンギャーーーー!!!!!」」」」」」」
ソラハは捲れ上がるスカートを気にする素振りも見せずサツガイトレインを睨みつける。
説明を忘れていたがサツガイトレインは朝の七時にカンダ・ステーションのみに停車し、以後次の日の朝七時までは停車しない。あくまでこの列車の仕事は壁を乗り越えようとする違反者どもを殺すことであるためだ。
重厚な扉がエアプレッサーの音を奏でながら開くと、中には誰もいない。また最後尾の列車はドアが壊れているのか開いていない様子であった。
物々しい雰囲気を醸し出す外装に対し、内装は落書きの一つも無い一般的な列車のようである。
あからさまに不審、不審極まりないぞこの列車は!!
しかし勤労のためだけに生かされている心持たないシャチク共は疑いもせず線路に停車している列車に乗り込む。
(壊せるのか・・・!?これほどまでの巨大列車を———私一人で・・・)
思案しながらサツガイトレインに乗り込むソラハ。ステーション内には
『ブッコロスゼー!!キョウモブッコロスゼー!!!』
と低俗な言葉が木霊していた。
ピポポポポポポポポポ!!
列車の発車を知らせる音が鳴ると、たった今エスカレーターを昇りきったシャチクが我も我もとサツガイトレインに乗り込もうとするが、恐ろしい圧力を持つギロチン・ドアによって次々と処刑されていく。
前触れもなく強烈な金切り音をあげながらサツガイトレインは急速発進する。慣性によって列車内の生命はみな平等に車両後部へとマンジュウ・オシクラされた。
シャチクの波が作り出す圧力に揉みくちゃにされるソラハ。パツパツの制服は社会の波に揉まれてその渦の中に消えていった。制服を抜け殻のようにして下着姿となったソラハは列車内の上部の網棚にネコめいた動きで移動し、ランドセルの中を確認する。
ランドセルを検めるとニンジャ道具の他にエンピツがミサイルのように装てんされた筆箱、リコーダー、安物の縄跳びと6年前から入れっぱなしのまま忘れてた体操服があった。ちなみにランドセルのサイドにはボウハン・ブザーもある。エライ!!
ソラハはショーガクセー時代の体操服を見つけ、広げてみると”6-2 まかげそらは”と書かれていた。自身で書いた文字であるがイガイに拙い。
6年ぶりということで少し臭うが、そこは女の子のフローラル・スメルが解決してくれた。オパーイがギリギリ隠れるほどの丈の短さを誇る体操服に換装したソラハは社内の様子を伺っていた。
車内は急速発進からしばらく経ち、落ち着きを取り戻していた。車両後部に集まっていたシャチクは徐々に社内全体に広がっていき、うつろな目で床を見つめている。相変わらずの乗車率であるが、誰一人網棚に居座る異常者を気に掛けるそぶりを見せない。恐ろしきニホンジンのスルースキルである。
————————
乗車から数時間、契機を見つけ出すことができず網棚の上でネリケシを作っていたソラハは異変に気付く。物言わぬ人材ユニット・シャチクの一部がオロオロと狼狽えだしたのである。
「アレェー!!ココドコ!?」 「スミマセン、モーシワケゴザイマセン!!」 「デンシャガトラブッタミタイデ…」
動揺を口に出すもの、会社に連絡を入れるもの、中には列車のドアを叩くものまで現れ始めた。シャチクは通常感情を持たないが、会社に遅刻しそうになった時と客先でドゲザを披露する時のみその人間性を取り戻す。
ソラハはそこそこ上手くできたデカネリケシを筆箱にしまうと、天井にほど近い網棚に居たためか別の異変にも気づく。
(無味無臭、しかし閉鎖された車内で空気の流れが変わった・・・?)
それもそのはず、先ほどまでまるで機能していなかったエアコンが正常に作動している。ソラハはそれに気づくなりランドセルから小型ガスマスクを取り出し装着する。
すると、程なくして次々とシャチク共が倒れていくではないか!
これは睡眠促進ガス”コロリ”である。とニンジャ・ブレインで冷静に分析するソラハ。車内で目を開いているのが自分だけになったことを確認し、網棚から降りる。
むぎゅう・・・
積み上げられたシャチク共を踏み台にしてソラハはつま先を揃え腕にオパーイを乗せた直立姿勢、通称ウデクミの構えで思案する。
(間違いない————私に気づいているな。)
ソラハの指の間に突如としてシュリケンが現れ、それと同時にソラハは駆け出した。
現在ソラハがいるのは10号車、ヤマノテ・ラインの列車はこのサツガイトレインも例外なく11両編成である。車両をつなぐ接合部のドア・ガラスをシュリケンで破壊し、サーカスめいた動きで飛びぬける。その間、周りに目をやると、各車両でも同じようにシャチクがあちこちで眠っていた。
次々とドア・ガラスを破壊しながら先頭車両へ向かうソラハ。妨害があるやもと警戒していたがその様子もない。ついに先頭車両まで到達する。
運転席に当たる部分にはオキャクサマへの配慮だろうかカーテンのような物がかかっている。ソラハは特段気にすることもせずシュリケンを運転席に向かって投擲する。
パリィィイン!!!
露わになった運転席には人影はなかった。それどころか操縦用の設備なんてものは存在していなかった。
もしやかつてのヨコハマ・シーサイドラインと同様のオートマティック走行だろうか。止める術がないものかと後方車両に戻ろうと踵を返したそのとき、声が聞こえた。
『貴様、噂のオパーイ=ニンジャだな??』
「っ!?何者!!」
後ろから声が聞こえた気がした。そう思った瞬間にソラハは後方、すなわち先ほどまでいた操縦席に向かって反射的にシュリケンを投擲したが、列車のフロントガラスにシュリケンが突き刺さるだけであった。
『ふっふっふっ無駄よ!!俺の名はサツガイトレイン!!いくら泣きわめこうが明日の朝7時までこの俺様を止めることなどできぬぅぅぅうう!!!!』
そう、ソラハは勘違いしていた。サツガイトレインとはただの殺戮マシンではなく、意思を持った悪性デーモンであったのだ!!!
『現在午前10時!!ちょいと早めの終電と行こうぜオキャクサマ!!!!』
サツガイトレインがそう叫ぶとすべての連結部のドアが示し合わせたかのように一斉に開く。ソラハのニンジャ・アイズで見てみるとしっかり10号車まで丸見えである。
『ここで死ねヤァ!!オパーイ=ニンジャ!!!!!!!!!!!!!!!!!』
そして最後の扉が開かれる。乗車不可能であった11号車が露わになる。
なんとその中には車両いっぱいに蔓延る肉、肉、歯、歯!!!
間違いない、11号車に足を踏み入れればあの無数の歯で噛み砕かれ、すりつぶされるだろう!そこでソラハは数時間前にこの列車に乗り込んだときのことを思い出す。
誰一人として存在しない車内、異形の姿の11号車、そして極めつけは先ほどのマンジュウ・オシクラ!!
「まさか…貴様っ!!」
ソラハは即座にクサリガマを取り出し、座席端にある手すりに向かって特殊分銅を投げつける。
『シュパツ=シンコーウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
これまでせいぜい新幹線程度の速度で走行していたサツガイトレインは速度を急激に上昇させる。
「「「「「「「「ウワァァァ!!??タスケテー!!!!」」」」」」」」
オーマイゴット!!??突然の速度上昇にシャチク共は慣性に抗うこともできず11号車に吸い込まれていく。
バリバリバリィ!!!!グッチャァァァァ!!!!
なんともグロテスクなサウンドとオキャクサマの人生最期のシャウトが混じりあい不協和音を生み出している。その最悪な辞世のミュージックを聞いたサツガイトレイン気分を良くしたのかさらに速度を上げる。
咄嗟に近場のつり革を掴めていたシャチクもあまりの速さに失神し、サツガイトレインのエサとなった。
クサリを手すりに巻き付けていたソラハは何とか無事であった。しかしどうするソラハ!?この暴走列車はオキャクサマ全てを喰いつくすまで止まらない!!
絶対的ピンチの中、ソラハは無数のシュリケンを天井に向かって投擲した。四角く型を取られた天井を蹴破り車外へ脱出する。
『むっ!?逃げるつもりかオパーイ=ニンジャ!!』
「その必要はない!!!」
ソラハは車外に飛び出ると風圧によって即座に後方へ飛ばされてしまう。風にもまれながら突然数字を数え始めた。
「2, 3, 4, ・・・ 9, 10 ———— ここだぁぁあ!!!!」
そう、彼女はサツガイトレインの捕食部である11号車を切り離す作戦に出たのだ。必殺爆発性クナイで正確に10号車と11号車の連結部分を破壊した、ソラハが車外に飛び出てから僅かコンマ2秒!!!さすがだソラハ!!!
この選択は実際正解であった。サツガイトレインの1~10号車は大量のエサを車両という鉄籠に入れるためだけに存在していた。本体は11号車だ!!!
切り離されサツガイトレインによる操作が解除された車両たちは思い切り脱線してゼッペキから零れ落ちていく。
しかし勝負はまだついていない。本体を補足することはできたがコイツを殺さねばならない。
『おのれオパーイ=ニンジャ!!だがアリゴトーゴザイマス!!貴様のおかげで体が軽くなったぞぉぉぉおお!!!!!!!!!』
一車両となったサツガイトレインは音速を越え、時速1200 kmに到達!!!
あまりの慣性と風圧にソラハ、思わず一瞬だけ失神&失禁!!!
「………ッッツッッッ!!!???」
ソラハの体液は音速の世界に耐え切れず霧状となり、たった今通り過ぎたアキハバラ・ステーションにいたオタク・デーモンたちに降りかかる。
「ウワッ!?ミストシャワーデスカ!?」
「ショッペェ!!」
その数秒後、音速走行の余波がアキハバラ・ステーションを襲い、軌道衛星上で日本を観測していたアメリカの観測班がアキハバラシティの6割が消失したのを確認した。
「ワッザファッッック!!!???」
——————
そして舞台は再びヤマノテ・ライン
ギュイイイィィィイィイイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
速度を一向に緩めないサツガイトレイン。
『まともに呼吸もできないだろぉぉおう!!!もうじき終点だ!!てめぇのな!!!!』
ソラハは手放しそうになる意識を何とか保ち屋根を這って車両前方に到達した。
バコォォォオン!!
風圧により凄まじい勢いで車外の壁に磔にされるソラハ!!すぐ横にはサツガイトレインの歯!!歯!!そして歯!!!
ソラハはまともに開けない目で前方に線路のカーブを発見する。脱線を避けようとサツガイトレインが速度を緩めたのを見逃さなかった!!!
一瞬の減速により僅かな時間であるが磔にされていた体が動く、ソラハはオパーイの谷間より再び爆発性クナイを取り出し線路へと投擲する!!!
バキィィイイイン!!!
『しまっ!!??グオオォォォォオオオ!!!!!!!!』
バッッッッキャアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!
盛大に脱線したサツガイトレインはソラハと共にゼッペキの外側、上空1000 mに投げ飛ばされる!!!
「なんとぉぉぉぉおおおお!!!!!!!!!!」
ソラハはクサリガマを謎原理で引き伸ばし、サツガイトレインを横方向にグルグル・マキにする。するとオブギョウ=サマめいた動きでクサリガマを引っ張る。抵抗できないサツガイトレインは高速回転しながらただ叫ぶだけ!!!!
「ヨイデハナイカァァァァアアアアアアア!!!!!!!!!!」
『アァァァァアアレェェェェェェエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!』
しかしここは空中、ただいま落下中なので上空800 mくらいだろうか。クサリを引っぱった際にサヨウ・ハンサヨウ・ロウによってソラハとサツガイトレインは次第に近づく。
『心中かぁぁぁあ!!!???最期までタノシモウゼェェェェエ!!!』
いや違う。ソラハは高速回転しながら絶叫しているサツガイトレインにタイミングよく捕まり共に回転する!!!
これこそはニンジャ極めしものであれば皆が知る最終秘伝!!!!!!!!
「“イイヅナオトシ”だぁああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
1000 m以上の落下 + ニンジャ・マッスルによる高速回転…導き出される結論は!!!!!!
バコォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!
ゼッペキ外縁に落下したサツガイトレインは爆発四散した!!!
土煙の中、パッツパツの体操服にランドセルという奇妙な出で立ちのニンジャが空中で錐揉み回転して綺麗に着地!!!
「ミナゴロシッッ!!!」
よくやった!ニンジャの勝利である!
ソラハはオパーイの谷間から取り出した黒いマントを羽織い、爆破の余波で舞っている土煙に紛れて消えた。
サツガイトレインは爆死の際にゼッペキの一部に大きな穴を空けた。この穴が後に2106年の腐った日本を変える出来事になる…かもしれない。
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