第40話

その他にもちらほらと彼らのところに人が集まる。


それを見て思う。


私って超一般人なのに、こんなに工藤くんと仲良くしてもらっていいのか?


「凄くファンなんですー」

「超かっこいい!!」


「みんな、ここお店の中だからもうちょい静かにね」


泉くんの言葉で皆静かになる。


「じゃあ俺ら仕事なので。じゃあー」


3人は店から出ていく。

かと思ったら工藤くんだけ戻ってきて、


「じゃあ、連絡するから」


一言私に小声で言って出ていく。


「やばいねーflat」

「超かっこいいよー!」

「玲央くん顔綺麗すぎな」


「泉くんも碧くんもかっこいいよー」


店から彼らが出ていってもこの調子。


「アイドルって凄いですね。

ファンの子達キラキラしてて可愛い」


「でも、そんなアイドルに好かれてるのよー

花咲さん」


店長に突っ込まれた。


「まぁ、でもアイドルだって人間なんだから恋愛も自由にしたって良いと私は思うから。

花咲さんと上手くいって欲しい」


背中を軽く叩き、「休憩入るねー」と出ていく。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る