第35話
「え?いいのか?」
「うん…」
「な、ほ…」
「はい」
「菜穂」
「何回呼ぶの?」
2回も繰り返し呼ぶから思わずツッコミならが笑った。
「うっせー!
嬉しいんだよ!名前で呼ばせてもらえるのが…
初めて好きになった、から」
好きって言われてかなり恥ずかしくて、目線を逸らしたけど。
「ありがと…」
「ツンデレか!?」
「うるさいなー!
直球過ぎて恥ずかしくなったの!!」
「はいはい。車来たから乗って。
送るから」
車のドアを開けて私を先に乗せてくれた。
なんか、紳士みたい…。
車に乗って、ふと工藤くんの方を見る。
やっぱり芸能人なんだな…
綺麗な顔、まつげ長っ…
「ん?」
あまりにもジッと見てたからか、工藤くんは私の方を見る。
「ごめんっ、なんでもない…」
もしかしたら、次の恋は…
あるのかな?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます