第48話

視線を陽たちに向けると皆視線で応える


「わかった」


そう放つと斎藤は歯を見せ笑い背を向ける。


「よし、おまえらいいぞ」


合図の言葉に後輩達は喜び、集まってきた。



「あ、あのっみなさんにお会い出来て光栄です!ずっと憧れていました!」


「サインもらってもいいっすか!?」


「あとで稽古つけてください!」


「おいおまえら、一人ずつ話せ」


一気にきた質問責めに今度は坂井がやってきて言葉を飛ばす。


その言葉に後輩達は一度黙り、ひとりひとり話し出した。


稽古をつけること、単車を見に行くこと、…なんでかわからんがサインを書くこと


あとは相談を乗るなど、後輩達からの要望に応えた。


久しぶりに来たんだし、コイツらのやりたいことにはなるべく応える


俺たちも昔に戻ったみたいで楽しいし

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