第85話
心の中で悪態をつく
席に着いてお母さんが作ってくれた朝食を口に運ぶけど朝はほんとに食欲が無い。
でも食べなきゃだから眠気と戦いながらゆっくりゆっくり口に運んでいく
「…そういえば。葉月ブレザーどうしたの?」
洗い物をしている途中、思い出したかのように振り向いて聞いてきた
靴も昨日と違うし…と、私の制服姿をまじまじと見る
「……まさか…失くしたの?」
お母さんがギラリと眼を光らせてきた
『っ、違うっ、倉庫に忘れたの!』
飲もうとしていた牛乳をテーブルに置き、必死に否定した
「…あらそうなの。それならよかった」
お母さんの表情がいつも通りになりほっと胸を撫で下ろす。
朝から怒られるなんてたまったもんじゃない
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