第27話
圭の頭を撫でてそしてまた目の前のものを見た。
「あ?見てわかんねえのか。葉月の入学祝いだよ。にゅーがくいわい」
「俺が書いたんだ。うめえだろ?」と自慢してきた。
『……ふつう』
「チッ…なんだよ」
誉めると調子乗るので真顔で言ったら拗ねた。
そんな大我を放置して今度は携帯を弄りだした壮輔に聞いてみた。
「大我の言ってた通り葉月の入学祝いだよ」
壮輔も当たり前のようにそう答えた。
そっか、なるほど。
今日はみんなでご飯食べるって話だったけどまさかこんなことしてくれるなんて思わなかった。
『ありがとね』
私、こんな仲間がいて嬉しいよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます