第93話
「そうなんだ…」
「だから、俺が紬と付き合っても問題ないよ」
千秋はギュッと握る手が少しだけ強くなる。
「うぅー…」
「大丈夫?まだ何かある?」
「ううん、もう何か色々とキャパオーバーで語彙力無くす」
首をブンブン横に振って自分を保とうとする。
そんな紬を千秋は愛おしそうに見つめる。
「紬」
名前を呼ばれて千秋の方を見る。
「好きだよ」
「~っ!?」
またイキナリの"好き"に動揺して顔を隠す。
千秋はあまりにも可愛い反応をする紬を見てクスクスと笑う。
「~もう、からかわないで…」
「ごめん、あまりにも反応が可愛くて」
「ホントにキャパオーバーだからちょっと待って」
「わかった
あ、そうだ今週の土曜日予定ある?」
「特にないけど」
「じゃあ1日、何処か出かけようよ」
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