episode8
第91話
矢田がいなくなり、2人公園に残される。
元々モデルをやっている千秋に通りすがりの女子高生はちらちらと見て「えー」とか言う声も聞こえる。
「山本さん、場所を変えようか」
「うん、そうだね」
「あ…」
千秋は何かを思いついたのか、口元に手を当て声を出す。
「どうしたの?」
「紬」
「へっ!?」
突然名前を呼ばれて変な声を出す紬。
「付き合うんだし、名前で呼んでいいかな?」
「う、うん!良いと思う…
いきなり過ぎてびっくりしたけど」
「あのさ、急には難しいかもしれないけど
紬にも俺の事名前で呼んで欲しい」
クール系男子の突然のデレにどう対処して良いのか解らず紬は、ただ脳内大パニックで顔がまた紅潮する。
「紬大丈夫?」
「私…幸せすぎてどうしたら良いのか分からない」
紬は両頬に手を当てて首を左右に振る。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます