episode7
第80話
紬は、矢田に家まで送られて帰ってきたがさっき矢田が口にした言葉が何度も脳内をループしていた。
ベッドに横になり右腕を顔の前に置いて考えていた…
「山本、俺さ…山本の事中学の頃からずっと好きなんだ」
と告白されたことを。
「今すぐ返事は要らないとか言ってたよね…でもあの場ですぐ断われば良かったじゃん…
出来なかったけど」
人生で初めての告白をされた紬は、掛け布団を顔まで掛けて足をバタバタとさせる。
「どうしよ…何て言えばいい?」
1人悩んでいたら携帯が鳴り、慌ててカバンに入ったままの携帯を取り出す。
「着信…柊くん!?
も、もしもし」
『山本さん?今大丈夫??』
「うん…」
『あの後お友達と何とも無かった?』
「えっ!?う、うん!!」
紬は心の中で嘘をついちゃったーと後悔をしていて、一方の千秋も嘘をつかれたことを察する。
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