第49話
莉多は、頭を抱えながら下を向く。
「ううん、仕方がないよ
だって、莉多はまつりを好きだったんでしょ?
気づかなくても仕方がないよ」
「紬…
しかも俺、柊さんに対して酷いこと言ってたし」
「きっと、柊くんも気にしてないと思うよ」
紬は莉多を見て微笑む。
「柊さんには俺たちに話したこと伝えたのか?」
「明日会う時に話すから、大丈夫だよ
そろそろ帰ろう」
紬はベンチから腰をあげる。
「ん、帰ろう」
紬は莉多と家までの道を会話しながら歩く。
その会話の感じは前みたいにポンポンと言い合いながら。
「紬、まつりにも俺にも話したんだから勝手に行ったり気を使うのはナシな」
「うん、わかった
でも明日は話がしたいから柊くんと行くね」
「わかった」
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