第47話
「いや、普通でしょ?好きになるのに時間とかそういうの関係ないと思う」
「まつり…」
「私は、柊くんと紬の関係って良いなって思うけど」
「そうかな」
そのまま2人で恋愛以外の事も話、地元に戻る。
駅には既に莉多が仁王立ちしながら2人を待っていた。
「莉多、ごめん」
「ったく、2人してサボるとか何事?家に電話しないよう先生に理由言ったりするの大変だったんだけど」
「ごめん、ありがと」
「ありがとう、莉多」
紬とまつりは莉多に頭を下げて謝る。
「それで話は終わったの?」
莉多の問いかけに2人は見合わせて笑う。
「うん、話せたよ」
「まつりに全部話した
だから、莉多にも聞いて欲しい」
「紬…」
莉多はチラリとまつりを見るが、まつりは頷く。
「わかった。何処で話す?」
「いつもの公園がいいな」
「うん」
「じゃあ、私は駅違うし帰るね!
紬今日は話してくれてありがとね」
まつりは紬をギュッと抱きしめてすぐに離れる。
「私こそ、聞いてくれてありがとうね」
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