第39話
「つ、紬?」
何時もより大きな声を出した紬に驚いた莉多は、目をぱちぱちさせる。
「ごめん…大きな声出して」
「いや、大丈夫
俺こそ勝手にごめん」
暫くシーンとした静かで重い空気が流れる。
「柊くんがモデルをしてなくても、私はきっと柊くんを好きになってた。
それに、女の子を弄んだりもしてない」
「うん、わかったから…
所で紬が困っていたのって何?俺やまつりじゃ聞けなかった事?」
「えっ?うーん、まぁね」
「そっか
今まで一緒に居たのに気づいてやれなくてごめんな」
「ううん」
この莉多との会話で分かったこと。
紬の事を何とも思ってないということ…
-私が好きだったこと気づてないのか
「あ、でもここ最近紬の様子が変だってまつりが気にしてたから、何か悩みあるなら話してやって」
「うん、わかった…」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます