episode4

第37話

遊園地とご飯を終えて紬は家に帰ってきた。


「ただいまー」


「お帰り紬、楽しかった?」


母親からの質問に紬は顔を真っ赤にして頷く。

それを見た母親はニヤニヤしながら娘をからかう。


「聞かなかったけど、誰とだったのー?」


「と、友達…!」


リビングで言い合っていたらチャイムが鳴る。

インターホンを見ると映っていたのは、莉多だった。


「莉多?」


「紬、少し話せる?」


莉多に誘われ紬は、家を出て近くを歩くことに。


「どうしたの?」


「いや、あのさ…柊さんってどんな人?

モデルをしてるとかは知ったけど…」


「柊くん!?えっと…そうだなー」


紬は千秋の話をしようとしたが、改めて今普通に莉多と話せてることに驚く。これも千秋がいなかったら出来なかった事だ。

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