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有り難い事に忙しくなっていく仕事とは裏腹に、彼女とは会える間隔が月日を跨ぐ事に開いていったんだ。
彼女が兄貴と再会していたとはしらずに、時折凛とは連絡だけはしていた。
会えなくても、彼女から返信された言葉だけが俺の救いだったんだ。
けれど、その唯一俺の心のより所さえも兄貴は奪っていった…
どうしてそうなってしまったのかと、何もかも手に入れた兄貴を恨んだ。
「自業自得だと言うのに、兄貴のせいにして…」
結婚式すら挙げていなかった二人の元に祝の品を持って出向いたんだ。
その時始めて自分の気持ちを彼女に伝えたんだ。
『ずっと…好きだった』
と…
彼女は俺の気持ちに気がついていた様だった。
けれど、やはり、彼女は兄貴をずっと…
俺は最後に
『あなたを抱きたい』
彼女は、俺のお願いを一度でも拒んだ事がなかった。
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