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兄貴が起業して、父と母を別の家に住まわせたと聞いたのも後からだった。
そんな両親もお前が産まれる前に事故で亡くなったんだ。
元々の家の土地なんてたいしてなかったし、相続するものすらなかったから、俺にとっては面倒事が無くなって良かったと思ったよ。
両親に会いに行けば、彼女や兄貴の事も嫌でも思い出すしな…
けれど、彼女の父親の葬儀は、俺が取り仕切ったんだ。
兄貴に頼まれたからもあったが、後ろめたい気持ちが何処かにあったから…
けれどその頃俺は空と海の母親に入れ込んでいたんだ。
彼女に慰めてもらっていなかったら、今俺はここには居ない。
けれど、それすらも…
何処から漏れたのか兄貴に引き離されたんだ。
そりゃそうだろ、自分の子だと思っていたお前が、実の弟の子だとわかったんだからな…
俺だって知らなかったんだよ…
お前が、俺の子だとは…
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