※同じ人を愛した兄弟

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「俺があの日あの人に会わなければ…今でも悔いて…でもな」


俺の顔をまじまじと見て


「そうしたら、俺の前にお前は居なかったんだと思うと…」


後悔はしたんだ。あの人は兄貴の嫁さんで…

俺は、あの人を苦しめる事しかしてこなかった…

なのに…


一度の過ちと言えばそれまでだが、本当の事…兄貴に黙って出産したのか、本当に兄貴の子だと思っていたのかは俺は知る由もなかったしな…


当時は本当に死をもって償わなければならないとまで考えたんだ。

けれど、結局俺はこうして今まで生きてきてしまった…

あの人を忘れる為に、バーに入り浸って…

まぁ、そこの看板娘と…

それもなかったら、あの二人も居なかっただろ…


俺は本当に関わる人を不幸にしていくんだって…な…


「お前は後悔をしたままの人生を歩んで行くなよ…」

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