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「どうした?やっぱり気になるのか?大丈夫だ。彼らには被害は無い」
何故そんなに言い切れるんだよ…
じゃあ、いまだにかかってくる電話はなんだと言うんだ…
「それが理由で日本には帰ってきたくなかったのか?」
「別にそれだけが理由じゃないよ…俺みたいなのが、近くにいちゃダメだろ…何をやっても中途半端な俺が…あいつらの兄様で居られるわけがないだろ…」
目の前の父親は溜息一つ吐き出し、簡単に言ってのけたんだよ…
「別に良いだろ。そもそもお前はお前なんだから…昔も今も姫や謙信にとったら、お前は兄様なんだよ、例え種違いでもな…」
「……」
それにはなんて返していいかわからず、ただただ黙っているほかなかったんだ。
「俺は兄貴に兄弟の縁を切られたと思っていた…」
えっ?
ぽつりぽつりと話しだした、目の前のこの人は悲しそうな顔をしている。
今にも泣き出しそうな…
いや、泣いていたんだ。
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