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「会ったのか?」


朝の電話で『そっちに行く』と言う電話に曖昧に応えた結果が今だ。


わざわざ出向いてくる程暇では無いはずなのに…


「あぁ、相続の話終わらせたかったから…空と海はどう?順調?」


「あぁあの二人は今ウチの柱だからな…よくやってくれているよ」


ほんの少し口角が上がるのは嬉しい証拠だ。


「謙信にも会ったのか?」


「あぁ…大分普通に見てたけれど、まだ通院してるの?」


「なんだ、何も聞いてないのか?アイツは今一之瀬の会社にバイトで行っているそうだ…それも、俺のせいだな…」


この人のせいだと言うのはきっとあの事件のせいだ。

その、せいで彼らはきっと窮屈な思いをしたに違いない…

俺は逃げる事しか出来なかったのに…

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