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「久しいな…」


この数年会わなかっただけで、この人は大分歳をとった様に思えた。

親父よりも老け込んで見えたから…

近年はメディアの露出も減ってきて、社長と言う肩書をこなしてはいる様だ。


けれど、この人の交友関係は断ち切れていない縁がある。

俺には切ったと言ってはいるが、切れているはずないと…

数年前から定期気に掛かってくる電話に俺は何もできずにいるから…


日本にいる間は、極力出歩かない様に撮影スタジオから近いウィークリーマンションを借りてもらっている。

けれど、それすらもこの人の援助がなければ俺はまだ一人では何もできない。

こんな人だって、空、海の父親で、昔からの根強いファンも多く居るのだから…

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