118
「坊っちゃん、そろそろお休みになられては…」
「あぁ…」
この家の総勢力を使ってしても探し出せなかったのは、やはり裏であの組織が絡んでいるのか…
藤枝組次期若頭、藤枝北斗。
本名 天宮 北斗。
双子の兄、海人は今日、姫との式場選びに出掛けているらしい。
俺達は高校を卒業し、別々の道を歩む事となった。
俺は一足先に一之瀬の家を出て実家から高校まで通ったけど、今はこの道だ。
父親が、組の若頭である事は事実で…
俺はその後を継ぐ。
海人が本来継ぐべき所ではあるが、なんせあの一之瀬コーポレーションの今は専務なのだから…
世も末だと思う。
けれど、姫がほとんど仕事をこなしているとも聞いた。まぁその方が仕事は回りそうだけれどね…
「坊っちゃん、床のお支度が整いまして御座います」
「あぁ、ありがと」
この窮屈なしきたりは何とかならないものなんだろうか…
みずら選んだ道とはいえ…
俺は布団に入り込みケータイで、ある一人にメッセージを送信する。
アイツもきっと今頃眠りにつくはずだろうから…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます