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俺と海の二人もあの日から、この屋敷を出たんだ。
俺は普通科の高校へは行かずに、芸能科がある高校へと進学をした。
中学卒業まで転校はしたくなかったから、加納さんに送り迎えをしてもらって通ったけど、俺の高校進学と同時に海は同じ中高一貫の芸能科の中等部へと編入をした。
今のこの屋敷に住めるようになったのはここ一年くらい前だ。
リフォームをしなくても住めるほどにはなっていた屋敷を、母屋とここを繋げる工事も行って…
ただ父はここへは帰って来ない。
俺は今のこの生活が嫌なわけではないけれど、海は時折
『辞めたい』
と言う時もある。
けれど、俺に言わせれば海の方が向いていると思うけど…
アイドルと言うならそれだし、タレントというならそれだし、歌やダンスはしていないけれど…
少しづつ増えて来たお仕事は舞台がメインの俺とは違い、海はテレビドラマが増えてきている。
もう少し忙しくなれば加納さんに一人では無理だろうから、別のマネージャーを付けて貰う事にもなりそうだ。
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