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「今直ぐにとは言わない…選択肢の一つに入れておいてくれ…」


そういう所が本当にずるいんだよ、最後は結局…


「良いの…俺、ここから出したら話しちゃうかもしれないよ、あの日の事…」


鼻で笑われた後


「言いたければ…そうすれば良い…覚悟は出来ている…ただ、もう少し…お前達と…」


そう言ったこの人は、寂しそうな顔をしていた…




ほんの少しの睡眠で、慌てて起きたのは空が先だったのか、海だったのかは定かではないが、二人してもぞもぞと、動き出し


「兄様…ごめんなさい俺達…」


二人が何を謝ろうとしているのかなんて、聞かなくてもわかっている。

ただ、きっとこの二人の事だから、きっと…


「黙って家出てきたのか?」


それに対して黙ったまま下を向いたままで…


「全く…」


二人の頭に軽く手を乗せた所で


「兄さんには連絡しておくよ…今日は泊まっていけばいいさ」


二人を前にするとこの人は本当…


ずっとこんな風にしてくれていたらいいのに…

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