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えっ…
親父でさえ面談なんて…いや、学校そのもの来てくれた事なかったのに…
「今更だな、してやれなかった事一つでも多くしてやりたいんだよ…」
そもそも、どんな関係だと言ったのだろうか…
まさか、真実を言ったわけではないだろう…
休み明けの学校は教師達からのサインを請求する列がありそうだ…
そもそも、何をしにこの人は…
俺、学校辞めさせられるのか?
それで、この人…
ほんの少し睨んだ目を見逃す様な人ではなかった様で…
「何を心配しているんだ、大丈夫だ卒業まではあの学校へ行ってくれて構わない…その後はお前の自由にしろ…バイトのつもりでウチの仕事はしてくれよ、お前の為にオーディションを既にいくつか申し込んである」
たまに思う、この人と親父はやはり兄弟だと…
やる事がえげつない。
NOとは言わせない様先回りをするんだ…
個人事務所を立ち上げたという話を聞いたのは、あの日だ…
俺が一之瀬の屋敷に帰れなくなった日…
ここへ連れてこられた日。
「……」
俺はこの人の全てを信じ、慕っていたのに…
あの日のあれさえ知らなければ…
きっと素直になれていたかも知れない。
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