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幾つもある部屋の扉はきちっと閉まっている。


吸い込まれる様に開いた部屋の一室。


閑散とした部屋、ただぼんやりと窓へと目を向け日の傾きかけた室内差し込む明かりの先をおう。


時間の流れが止まった様な空間に置かれた写真立てには、いつの頃だろう若い男女の寄り添う写真。


きっとこの二人は…



突如鳴り響いた電話の音に慌てて部屋を出てきた。


意図もせず音立て閉められた部屋を後にし、主張するソファーへと身を沈めた。

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