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連絡の術を無くしてから3日、家に帰れなくなって、家族に会えなくなって3日。


退屈なこの場所で、見てもいないテレビをつけっぱなしにし、あてがわれたゲームすらやる気にもならず…


何一つ不自由はないのに、頭に過る光景は…


取引をしていた相手とあの人が意味深な笑みを浮かべワイングラスを傾けていた光景…


だだっ広いリビングにこれでもかと主張するソファーに沈み込んだまま、クッションを抱えたまま何時間こうしているのか…


時間の流れがものすごく遅く、窓から差し込む日差しの傾きはさっきと変わらない。


この広い家には寝るだけに帰ってくるんだと、ここへ連れてこられた日に言っていた。


そんな場所でも一人のお手伝いさんは常時在宅しているのだから…


「何かお召し上がりにますか?朝もさほどお召し上がりになられてませんでしたので、少しでもお口に入れませんと…」


「…今はいいです…すみません」


「御用が御座いましたら私はあちらに居ますので…」


またこの空間には俺一人になった。

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