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「まぁ、兄様はそんな事はしないね!」
もう一度深い溜息を付き、立ち上がった姫の後ろ姿に
「良いと思うよ…誰かの為に…俺には無い事だから
…」
背を向けたままの姫は
「兄様…ありがと…」
小さく呟いて部屋を出ていった。
梅さんの元へと駆けつけると、既に台所は綺麗に片付けられて、いつもの姿を見せていた。
「坊ちゃん…」
「梅さん大丈夫?」
疲労困憊しきっている梅さんを見るのは久方ぶりだ。
「ごめんね、姫が余計な事…」
「いいえ、良いんですよ。お嬢様もそういうお年頃ですから、少しは私もお嬢様にお教えしなければと常々思ってはいたのですが…そうさせてこなかった私の責任でもありますから…ええ、でも、これからはお嬢様にもお手伝い頂いて貰いますからね」
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