第83話
反省、しているんだろうな。
それもかなり。
「茉佑はもう君が反抗期だった事とか忘れてるよ。君の事が大切だから自分で学費とか何とかしようとしてたんだよ。
茉佑はそういう人でしょ?」
「…知ってるますよ!あなたに言われなくても」
弟くんは、またツンっと反対方向を向いてしまう。
「弟くん、わかりやすい所が茉佑とそっくり」
「真緒でいいですよ」
「ん。真緒くん」
少しだけど、真緒くんと話すことが出来て良かったと改めて思う。
「あ、いたー!真緒と一緒?なんで?」
俺が中々戻ってこなかったからか、茉佑が探しに来ていて真緒くんと一緒にいるのを不思議そうに見る。
「悪い。トイレ行こうとしたら偶然真緒くんと会って話してた」
「え?真緒くん?いきなりどういう仲!?」
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