ライバル?
第49話
「えー!ついに百瀬さんに告…」
「山口さん、しーっ
ここ会社の人来ることあるから」
ランチの時に、先日の出来事を私と百瀬さんを応援している山口さんに話すと、彼女は声を大にして興奮していた。
「すみません、嬉しくなってしまって」
「嬉しい?」
「だって、矢島さんも百瀬さんの事好きですよね?返事してないだけで。
それってもうすぐ2人はカップルになるって事じゃないですか!」
「か、カップル!?」
改めて言葉にして言われると恥ずかしい。
「お2人が付き合うことになったら是非デート同伴させてください」
「なんで!?」
「可愛い可愛い矢島さんを見たいからですよー」
「えー…」
食事を済ませてお店を出て会社に戻ろうとすると、携帯を見ながらキョロキョロ辺り見ている女の人。
「ねぇ、あの人何処か探してるのかな?」
「聞いてみましょうか?」
私と山口さんは女の人に話しかける事にして、彼女に近づく。
「すみません、大丈夫ですか?
何処か探していますか?」
目が合った女の人は、かなりの美女で一瞬時が止まった気がした。
「声をかけてくださってありがとうございます。
ここのナツシマコーポレーションに行きたいんですがビルが多くて…」
「ナツシマコーポレーションなら、私たちが働いている所ですのでご案内致します」
「ありがとうございます」
笑った顔も美人ー!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます