第14話

『許してやるよ。てっ…もうこんな時間じゃん』



時計を見れば午前2時25分だった。



いつの間に…



『んぢゃあ、そろそろお暇しますわ~』



「は?お前、泊まんねぇのか?」



あたしの言葉に驚いてる香くん



『何?寂しいの?』



冗談混じりで言った。



「寂しくねぇよ。ただ珍しいなって思っただけだ」



あー…。そゆことね。



『あたしにだって用事ぐらいあるんだよ。』



「こんな時間からか?」



う"…。


香くんはしてやったりと言う顔をあたしに向けてきた。



『あ…あるんだよ!』




「ふ~ん」


香くんは燻しげな表情を浮かべた。

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