第100話

そう心の中でつぶやきながら、和菜を見つめる千歳。


和菜はクラスメートと談笑していた。

きっと、千歳ではない誰かと、世紀の天体ショーを見ることができた喜びを分かち合っているのだろう。



舞台の上で、かかっていた紅色の暗幕が開きます。

でも、舞台の主役シンデレラの前に魔法使いは現れることなく、舞踏会に行くこともありませんでした。

シンデレラは、ボロボロの灰かぶりのまま。



「学校休みたいよ」


起きてくるなり、そう言い放った千歳に、母親は言った。

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