第15話

舞台の上で、かかっていた暗幕が開きました。


しかし、物語の眠り姫は永遠に眠ったまま。


起きることはとうとうありませんでした。




「さあ、今日は、いつもの授業とは違って、試験管ベイビーについて話し合いましょう」


黒板に書かれた試験管ベイビーの文字。担任の先生は、明るい声で言い放った。


「先生、試験管ベイビーってなんですか」


どこからともなく飛んできた声。


「はい。今説明しますね。試験管ベイビーというものは・・・」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る