第58話
「それではわたしの役目は終わりましたね」
「ああ。君はもう、用済みだ。もう、どうなってくれてもかまわない」
「・・・・・はい」
冷たく言い放たれた言葉に、静かにうなずくイヴ。
するとレイリードは思わず、蓮京太郎とイヴのいる部屋のドアを開け放つ。
「ちょっと待ってください!」
面食らった表情の蓮京太郎。
レイリ―ドは思いつめた顔で蓮京太郎を見つめ、机にダンっと音をたてて両手を置いた。
「用済みって、何ですか!実の子供に用済みって、それはないでしょう!」
レイリードのあまりの剣幕に、蓮京太郎の額には冷や汗が吹き出した。
「すまん。言い方が悪かった。いつも私は言葉足らずだから。・・・用済みではなく、任務が完了したという言い方のほうが正しいかな」
「言い方の問題じゃありません。聞いてれば、イヴァンナを他人みたいな接し方して、実の親ではないんですか!?」
蓮京太郎は、レイリードの前に遠い目をして黙りこんでしまった。
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