第44話
「彼?彼は大丈夫。ぼくが会いたい時に会いたい人に出会うのに、例え彼氏でも口をはさめることはできないでしょ。っていうよりも、彼はここで監守として働いてるから・・・」
「え・・・?」
イヴは、手紙でシャイニーの彼が警察関係の仕事をしていると聞いてはいたが、まさかこの政治犯矯正の部署で働いているとは思わなかったのだ。
「彼最近、初めて政治犯矯正の担当についたらしいんだけど、どうもうまくいってないみたいで・・・だけど、誰よりも政治犯に近い立場にいるんだし。彼、根は優しい人だから、イヴちゃんのことも理解してくれるよ。きっと」
イヴの脳裏にあの厳しい尋問をする男。レイリードの姿がよぎっていった。
「ねぇニィ。彼の名前、聞いてないけど教えてよ」
眉をひそめるイヴに、シャイニーは一呼吸おいて言う。
「レイリードって言うんだよ。イヴちゃん」
その瞬間、イヴの脳裏に今までレイリードと出会ってからの出来事が走馬灯のようによぎっていった。
「その人・・・ニィの彼、わたしの担当の監守・・・」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます