第43話

「イヴちゃん!」




二人の女子は、透明な仕切りに両手をついて手のひらを合わせ、再会を喜ぶ。




二人は、この国の小学校である国立教育機関初等科から一緒の幼馴染の親友なのだ。





「どうして?ねぇ、どうしてわたしに会いに来てくれたの?」




イヴが興味津津で聞く。シャイニーは微笑を浮かべながら答える。




「会いに来るのに理由がいるの?手紙のやり取りだけじゃ寂しくて、直接会いたくなっちゃった」




するとイヴの顔にもシャイニーのようなやわらかな微笑が浮かんだ。




イヴが政治犯となり、ここに収監されてから数カ月ぶりとなる再会に、手紙のやり取りだけではできなかった二人の会話

は弾む。




イヴには監獄での生活のこと。


シャイニーには行っている大学のこと。



友達のこと。


テレビ番組の話。


彼氏のこと・・・





「ねぇ、そう言えばさぁ、ニィの彼、わたしみたいな罪人の友達がいることよく思ってないって手紙に書いてあったけど、本当に会いに来てよかったの?彼になんか言われない?」

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