第8話

「名前を知りたければ教えてやる。

レイリードだ。


お前のような下衆に呼ばれる名前はないがな。

お前にとっちゃ国なんてくだらない箱庭なんだろうけど。

この部屋じゃ俺がルールだ!」




監守レイリードはそういって、

ティッシュの唾をイヴの顔の真ん中に無理やりねじ込んだ。




「ッッやめろ!」



抵抗するイヴに、

レイリードは冷たく無慈悲な声で、



「やめるかよ下衆。

自分の吐いた唾だろ。

天に唾吐けば自分に戻ってくるんだよ。

この場合の天は国。

そしてお前にとっての天はこの俺だと思え」

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