第15話

裸足で外に飛び出すと、急いで車に乗った。



車を運転中、彼からの電話が何度も鳴り、



その度に身体は震え恐怖を感じる。



私は怖くなって電源を切った。



シーンと静まり返る車内で、



今、自分は何をすればいいのかを、考えていた。



実家に助けを求めればいいのか、



彼の電話に出て、別れを告げるべきなのか、



分からなくて、苦しくて、そして子供のように泣きじゃくった。

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