第13話
「弥生の餃子は美味い。最高!」
風呂から上がった彼は、餃子を美味しそうに頬張り、ビールを流し込んだ。
「弥生、ありがとう。俺、幸せだよ」
彼は私の後ろに回り込み、私を抱き寄せ、頬擦りをしてきた。
「弥生、今日、泊まっていくよね?」
「うん、2連休だから泊まる」
「じゃあ、明日、指輪見に行こっかぁ?」
「まだ早いんじゃない?」
「見るだけでも楽しいじゃん。新婚旅行のパンフも貰いに行こうよ――どこにする?」
「満とゆっくりできるなら、どこでもいい」
彼の目は、だんだんトロンとしてきて、私の耳たぶを噛み始めた。
「弥生、俺、もう我慢できない」
彼は甘えた声で、私の口の中に舌を入れ、胸を揉んだ。
次第に息が荒くなり、スカートの中に手を入れ、下着を剥ぎ取ると、容赦無く私の中に入ってきた。
腰を上下に振り上げ、時々、深く強く身体を押し付ける。
微かな喘ぎ声と、吐息が激しくなり、彼が眉を顰めながら囁いた。
「――中出していい?」
「ダメ」
「えぇー、結婚するのにダメなの?」
彼の甘えた声に、許しそうになるが、微妙な日だったので拒否した。
「今日はダメです」
「あっ、、、弥生、ごめん」
そんなやり取りに、私は幸せを感じていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます