第175話

入学試験が終わると、職員室で入学手続きをしていたナンちゃんと合流して、学校についての話しを教師達から聞いた。



「この学校は、まぁ、なんと言いましょうか。比較的枠に捕われない生徒達が多くいまして、でも、心配しないでくださいね。何にも怖いことはないですから。皆、根はいい子達ですし。」




「まあ、みるくさんなら入学や勉強に関して心配するようなことはないですよ。きっとうまくやっていけるでしょう。」



教頭は笑って、お茶を啜った。




「さて、それで、担任の先生なんですが、今日は登校されてるはずなんですがねぇ…」

教頭は職員室を見渡した。



「まぁ、この学校のどこかには居るでしょう。また野外でバイオリンでも弾いているのかな?あの人変な人だから…」




「・・・え?」

それまで黙って教頭の話しに耳を傾けていたナンちゃんが教頭の言い放った言葉に顔を上げた。



教頭は咳払いして。

「どうです?せっかく来た事ですし、学校内を見て回りませんか?」

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