第166話
「なんだよぉ。その、なんか面倒臭いから適当に…みたいなノリは。」
「21世紀の番長だぜ?俺はそんな特殊な人種になりたくねぇ。お前がなりたいんなら、それでいいじゃん。」
「な、なんだよぉ、特殊な人種って…そんなぁ…」
左沢は悲しそうな寂しそうな表情をして。
実はこの二人、同じ中学の出身で、当時、二人はそれぞれ対立するチームに入っていたためよく喧嘩をしていた。といっても、左沢にとって対立するチームの頭であるタケルとジローがたまたま幼なじみだったってだけで、左沢が勝手に勘違いして因縁をつけてきただけなのだが。
それをジローが否定もせずにほっといたため、今日まで、左沢にとってジローは宿命のライバルということになっているのだ。
「あんた、ほんと、頭が硬いと言うか…元々、タツカワ高校はそっちのチームの占領下にあったはずだろ。左沢が番長にって前任の番長からも指名されてるんだし、あんたが番長でいいじゃないか。」
うんざりしたように腕を組み、ナツキが言った。
「そんなぁ、ナツキ姉さん。そりゃロマンがないっすよ。」
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