第165話




ところで場面は移り、アイジに眠らされてしまったジローは…というと、


やっとの思いで近所の有料駐車場に車を置いてきたナツキに叩き起こされて、

ヤンキー左沢にアイジの居場所を聞き出した。



「それにしても何で左沢。お前、蔵田藍司なんかの従者にいつなったの?」


「じゅ、従者になんかなってねぇよ。ただ、ちょっと女をナンパしてくれるだけで札くれるって言うからよ。仕方なくやったまでよ。」



「…お前、プライドねぇの?」

ジローは、金ごときで自分を売る左沢に呆れた。


「プライドを持ち出すなよな。しゃーねぇだろよ。金欠だったんだ。それに、プライドがどうのこうのは、あいつだろ。あいつ脳なしの金持ちだから金の使い方知らないんだよ。」




その左沢の言いように、アイジは本当は嫌われてんのかな?とジローは思った。




「それよかジロー、オレとのケジメは?」



「は?」



「タツカワ高校の番長決めの…」



「何それ。」



「な!覚えてねぇの?オレかお前かで闘ってたじゃねぇか!」



「え、あぁ、うん。そんなことあったかも。あれ、お前が番長ってことでいいんじゃん?」

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