第148話

「よぅねぇちゃん、いい乳してるやんけ。」

と、かなりベターな登場をしたのは、いかにもなかんじのヤンキーだった。

地面に付くくらい長い学ランに、ボンタンを穿いて、足元はなぜか下駄。


髪型は、これまた硬派なまでにリーゼントという正真正銘の筋金入りだ。



「あの…何か?」

みるくはあっけらかんとしてヤンキーをみつめた。

ヤンキーは、そんなみるくに調子を崩したらしく咳払いをして、

「ねぇちゃんよぉ、ずいぶん綺麗な顔してるじゃねぇか。オレらとちょっと遊ばねぇ?」



ヤンキーはみるくの隣りに座り込み、みるくの肩へ手をまわした。

そして、ヤンキーの子分らしき男達がみるくをずらっと囲んだ。



「今人を待ってるから。ごめんね。遊べないよ。」

みるくは困って答えた。


「なんだよそれ。そんなの知らねぇよ。いいから遊ぼうぜ。」



みるくは執拗なヤンキー達に困り果て。

しかし、

「なぁなぁ遊ぼうぜ。」と言いながらもみるくを強制的に連れていこうとはしないヤンキーだったが、みるくから目を反らし、何者かに目配せすると、すくっと立ち上がった。

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