第95話

「まさか!?確かに、みるくはジローって奴を知ってるみたいだけど、同名の別人じゃん?」


ナツキは驚いた顔して、みるくを見た。



「ジローくん、みるくのこと捜してくれてるの?」



「え、マジでジロー?」



「ジローに直接聞いてみるか?」


タケルはケータイのカメラでみるくの姿を撮った。



「写メしたから。ジローの捜してるコと同じならなんか反応あるかも。」


そう言ってあっさりとした口調で、タケルはケータイをポケットへと戻した。



「そっか、それじゃ、ジローから返信があるまで買い物してくる。」



ナツキはそう言うと、コンビニの中へ入って行った。

みるくもナツキの後について入って行こうとしたが、それをタケルに引き止められた。




「君、可愛いね。ナツキと女の子が二人でいるのって珍しいんだけど、ナツキと何してたの?」



「…服の買い物。」



「へぇ、珍しいな。ナツキでも普通に服選びとかするのか。」



「何で珍しいの?」



「うん。あのね、ナツキって、女に惚れられる女だから、大抵ナツキの周りにはあいつに憧れてる女がいるけど、一緒に買い物とか行ってるかんじじゃないからさ。」

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