第94話
…のだが、
コンビニのガラス張りから見える雑誌の棚に、ナツキにとって見覚えのある人物が雑誌を手に取り見ていたのだった。
「あー、やっぱり、別のコンビニにしよう。」
ナツキはコンビニに入る寸前で、クルッと後ろに向き直り。
「あ!ナツキじゃん。」
しかし、その人物はナツキに気付き。
ナツキは気付かない振りをしてみるくの手を引き歩いた。
「待てよナツキ。オレに気付かないの?」
と、その人物は去っていこうとするナツキの肩を掴んだ。
「タケル!何で気付くんだよ!」
「何でって、気付いちゃ悪いのかよ?」
「悪いよ!あーあ、ウザい奴に会っちまった。」
ナツキは頭を抱えた。
「てかさ、お前オレの電話途中で切ったけど、ジローの女知らねぇ?巨乳で、えーっと、巨乳…しか覚えてねぇわ。とにかく巨乳の女。」
タケルは、そう言い終わるとみるくに目をやって、
「あ、まさかジローの女?」
みるくはタケルの顔をじっと見た。
「ジローくんと一緒に…?」
いつもジローを連れ去っていくバイクの男の人だと思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます