第79話

さっきまでの憂鬱な表情はどこへやら、

キラキラした瞳で、

お洒落な下着の中へ駆け寄って行った。



「憧れてたんだ!ずっと来たいなって思ってたんだけど、一人じゃ勇気なくて来れなかったんだよ。それに、カワイイ下着ってうちの柄じゃないなって思ってたし。」



ナツキは照れながらも、嬉しそうにブラジャーを見て回った。



「あ、ほら、みるくに合うサイズあったよ。カワイイやつばっかじゃん。どれがいい?」



ナツキは満面の笑みで、ヒョウ柄やショッキングピンクに黒のレースが付いたデザインの物など、自分の好みなのか派手な下着を選んではみるくの胸にあててみた。



「ん?おかしいな。どれもカワイイやつなのに、なーんか違和感が…?どうして?」



ナツキは自分の選んだ下着を見つめて首を傾げた。



みるくはナツキのなすがままに、これまた派手な緑色のブラジャーを胸にあてたまま首を傾げ無言で立っていた。



すると、ギャル系の店員が見兼ねて、


「お客様、こちらのデザインもご試着されてはいかがですか?」


と、フリルの付いたパステルピンクのブラジャーを差し出した。

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