第68話

涙が止まらない。


泣いてもどうにもならないのに。




「何?みるく。また泣いてるの?」



ごみ出しから戻ってきたナツキは膝を抱えて震えているみるくに呆れた。



みるくは呆れられて恥ずかしかったらしく、ムキになって、

「どうしても止まらないんだもん。しょうがないの!」



と、涙いっぱいの目で怒った。



ナツキは目を丸くして、

「あんた面白いコだね。泣いたり怒ったり。そういうのって百面相っていうんじゃん。」



笑顔でまた、みるくを抱きしめた。



「よしよし。家に来な。茶菓子でも出してやるから、少し、落ち着くことだ。」

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